「合成ガス」(Syngas)

原料

今回は化学会社・石油会社での業務に属していない限り、出会うことのない「合成ガス」について述べていきます。一般的に会社間や会社内での取引限られますから部外者が耳にすることは殆どありません。まずはいつもの通り言葉の定義ですが、エンジニアリング会社の千代田化工建設のHPに紹介がされてましたので引用します。

合成ガス」とは                                      水素(H2)及び一酸化炭素(CO)を主成分とし、残りの成分として二酸化炭素(CO2)やメタンを含有する粗ガスの総称であり、アンモニア合成、メタノール合成、オキソ合成、合成油(Gas To Liquid : GTL)、DME(ジメチルエーテル)、SNG(代替天然ガス)或いは水素製造等に用いられる原料ガスの総称です。

まずは合成ガスの原料から見て行きます。下記パイグラフのとおり、「天然ガス」(水蒸気分解)と「石炭」(ガス化)による大半を占めます。石炭のガス化法は中国における実施が大半を占めており、中国以外の地域では天然ガスの分解法が中心です。

以下天然ガス、石炭、石油を原料とする合成ガスの合成フローの代表的反応式を示します。

次は需要面側を見て行きます。化学品用途(アンモニア/メタノール製造用がほとんど)で半分強の需要を占めます。その他では発電所向けが4分の1から三割程度を占めますが、この需要はコークス炉から生成される合成ガスが主に発電所向けに使用されていると考えられます。のこる15%程度はフィッシャートロプッシュ法による「合成燃料」製造に使用されています。

最後にアンモニア・メタノール・オキソ反応における合成ガスの使用法(反応)について言及します。アンモニアの場合は、水素のみを使用します。メタノール合成にはCO/H2の比率は1:2の合成ガスを使用します。オキソ反応の場合はCO/H2の比率は1:1の合成ガスを使用します。

                                        以上」

コメント

タイトルとURLをコピーしました