アクリルアミド(モノマー)の消費先の略全量のポリアクリルアミド(PAAM)について述べていきます。ポリマーではあるけれど、成形品(所謂プラスチック製品)向けの需要は一切存在しません。PAAMの定義をWikipediaより引用します。
ポリアクリルアミドとは 水溶性合成樹脂の一種として、主に原油の三次回収助剤、廃水処理用の凝集剤、製紙用の乾燥紙力増強剤、濾水剤として用いられる他、繊維助剤、洗濯糊、接着剤(合成糊)、塗料などにも広く用いられる。
引用しておいて文句をつけるのは問題でしょうが、洗濯糊・繊維助剤、接着剤向け用途は存在するのかな?ポリビニルアルコールの記載とコンタミしている感じがします。
ポリアクリルアミドはアクリルアミドのみの重合物であるホモポリマーも存在しますが、実際のPAAMの利用にあたり、共重合モノマーで変性したものが通常は使用されます。概ね共重合モノマーは10~30%が使用されています。以下グラフは共重合モノマー使用量を勘案しアクリルアミドの需要量を算出しています。

ポリアクリルアミドの用途は以下の通り分布しています。一番大きな用途は下水道の水処理用。次に大きな用途は石油回収(三次回収)に使用されます。当然のことながら、石油回収分野は日本には存在しません。三番目の用途は紙力増強剤。これは再生紙を利用した段ボールを強化するのが役目です。

上記需要推移グラフに戻りますが、2000年代以降世界的に急速に伸びてきたPAAM需要ですが、ここ数年は頭打ちの状況にある点は頭の中にとどめておくべき点と考えます。
つぎにPAAMの三大用途の高分子凝集剤、EOR、紙力増強材についての資料です。またこの分野・用途については別稿にて投稿していきます。





以上」


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