「ポリプロピレン繊維」

加工品

ポリプロピン樹脂の加工品の一つで大きな需要を占めるポリプロピレン繊維について述べていくことにします。まずは化学繊維工業協会にPP繊維の定義がありましたので引用します。

ポリプロピレン繊維 石油精製品の一つであるプロピレンを重合して製造したものです。合成繊維の中で最も軽く、水に浮きます。耐久性、耐薬品性、防汚性などの特長を生かして、インテリア、ロープなどの産業資材を中心に使用されています。吸湿・吸水性がないため速乾性に優れます。熱伝導率が低いため、保温性に優れた温感素材として注目されています。融点が低いことが欠点である一方、この特徴を生かし、熱で溶けて自己接着させた不織布が衛生材料などで使われています。

特徴としては比重が軽くて、化学的に強い性質を持つという点を活かして様々な製品として使用されています。ただし、他の繊維が一番多く使用される衣料用には需要が存在しないのも特徴です。

PP繊維のPP需要における位置づけは以下のとおり。PP需要全体のうち約2割程度を占めるのがPP繊維です。非常に重要な需要分野と言えます。

一方繊維における位置づけは以下のとおり。原料がポリプロピレンなので化学繊維のうちの「合成繊維」のひとつ。ただ繊維全体に占める比率は僅かです。過去からの経緯から見ると他の繊維と同様にポリエステル繊維の伸びが大きい為に飲み込まれてしまっている感は否めません。

さて次にPP繊維の用途展開についてみて行く事にします。PP繊維の形状には二種類あり、多くはRaffiaと呼ばれる形状のもの。少数はStapleとしての形状の需要が存在します。その他の合成繊維の形状で多くを占める「長繊維」の生産は行われていません。

次はRaffiaとStaple別の各々の分野別の用途展開について示します。いずれの需要も日本市場にも存在しますが、RaffiaのフレコンバックやStapleのマスクなど輸入品が日本市場に流入しており、川上のポリプロピレン市場、プロピレン市場に影響を与えています。

                                       以上」

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