「ナイロンフイルム」

加工品

ナイロン(6)フイルムについて投稿していきます。身近に存在しているフイルムなのですが、意識しなければ一般的にはプラスチックの種類まで区別して認識することはありませんし、殆どの人は区分することはできません。まずは定義として日本のトップメーカーの一社である東洋紡のHPから引用します。

二軸延伸ポリアミド(ナイロン)フィルム(BOPA)は、                    ポリアミド樹脂を縦横に引き延ばして強度を高めたフィルムです。非常に強い、破れにくい、ピンホールが起きにくいなどの特徴があり、レトルト食品や液体調味料の包装などに広く使われています。

用途分野は圧倒的に食品包装に使用されていますが、こんにゃくや醤油小袋などナイロンフイルムが単体で使用される場合と、カップゼリーや液体トイレタリー製品、レトルト食品包装の場合の複層フイルムで使用されている場合があります。いずれにせよ圧倒的に身近な製品包装に使用されているのがナイロンフイルムです。

さてこのナイロンフイルムの市場がどうなっているのかを見て行く事とします。世界市場はここ10年間で約3倍に拡大しました。一番の牽引役は中国市場の急拡大です。中国国内市場の拡大と中国からの加工製品輸出拡大が大きな要因と言えます。

なお、ナイロンフイルム需要の拡大は、ナイロン6市場においても大きな需要先になってきました。ナイロン6の主要需要先は繊維が大きな比重を占めていますが、下記グラフのとおり。一番下部の青色部分が示すとおり、ナイロン6全体の7%程度を占めるまで市場が拡大しています。なお、1990年代初期には殆どフイルム需要は存在しませんでした。また、もう一方のナイロン66にはフイルム製品は存在しません。

なお、今回ここで述べますナイロンフイルムは二軸延伸法とよばれる製法によるフイルムになります。二軸方向に延伸することで、フイルム物性の強度が増加することと、透明性が増加します。ただし、キャストフイルムに比して水蒸気透過率は落ちる事になります。

最後にナイロンフイルム製造法の違いについて。下記図は西華産業HPより引用します。上図は二軸延伸装置(縦・横方面にフイルムを伸ばします)、下図は樹脂を溶解して押出てフイルム成形する装置です。なおナイロンに限らず様々な樹脂が両装置にてフイルム製造が行われています。

最後に両装置で製造されたフイルムの違いについてのまとめになります。

                                       以上」

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