先般の投稿でバイオディーゼルについて投稿しましたが、バイオディーゼルの原料として本稿で取り上げる「大豆」がパーム油につぎ二大原料であることに言及しました。今回はその大豆について述べて行く事にします。まずは大豆について。

大豆の需要分野は以下の通り。世界需要は4億トン近くにのぼり、需要の8割は家畜飼料として消費されています。バイオディーゼル向けも巨大なのですが、その他食用油を含めて大豆需要2割弱が大豆油向けに振り向けられています。
一方日本市場は350~400万トンの規模であり、世界需要の約1%に過ぎません。また生産量は20万トン程度に過ぎませんので、飼料・食用・油脂全分野で海外に大きく依存しているのが現状です。

世界の生産量推移は以下のとおり。世界の生産量のうち、アルゼンチン、ブラジルと米国の三か国で8割以上を占めるという特殊な構造です。一方需要側は中国が約3割を占める巨大消費国で、世界各国より輸入している状況です。

次に本稿でのポイントの大豆油について述べて行く事にします。大豆油の生産量はパーム油とともに2000年代に入り急速に生産量・需要量が伸びて来ました。バイオディーゼルが注目されがちですが、両油脂とも需要の中心は食用の油脂向けになります。
パーム油・大豆油とも所謂「揚げ物」用食用油が世界的に需要が拡大していることが牽引役です(パーム油はお菓子、ケーキ等に使用されますが大豆油は使用されません)。



最後にバイオディーゼルの原料別生産量推移について示します。大豆由来はグラフの一番下の部分。日本においては大豆油搾油は行われていますが、バイオディーゼルの生産は実施されていません。

以上」

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