「自動車向けプラスチック」

自動車材料

本稿では自動車用に使用されるプラスチックについての概要を述べて行きます(塗料用、接着剤用樹脂、ゴムはとりあげません)。自動車向けにプラスチックが利用される理由としては、①軽量化、②意匠性などが大きな理由として考えられます。

下記画像は、一台の自動車にプラスチック部品がどんな形で採用されているかを示しています。なお、一台の自動車(乗用車)に重量当たりの素材別比率ですが、プラスチック(13%)・発泡樹脂(1%)となっており、重量比率でも大きな比率になっています。体積比にすると半分近い数量が採用されていることになります。

まずは基本的な情報に戻って、2025年度の世界のプラスチック市場から見て行く事にします。総量は情報源により異なりますが、本稿では4億4500万トンという数値を採用します(筆者積み上げ)。一つのグラフは樹脂の種類別グラフ、もう一つはプラスチックの最終需要の市場別のグラフとなります。

種類別ではポリエチレン・ポリプロピレンのポリオレフィンで市場の約半分を占めます。その他の塩ビ樹脂、PET樹脂、スチレン樹脂など所謂汎用樹脂で市場の約8割を占める状況になっており、この状況は今も昔も変わりません。

つぎにプラスチックの産業別の需要先のグラフになります。本稿での題目である自動車分野はプラスチックの約1割(本グラフでは9%)を占める重要用途です。

つぎに自動車向け樹脂市場の種類別市場のデータを示します。本自動車向け市場と市場全体の違いが大きく異なることが分ります。プラスチックで一番の規模を誇るポリエチレンは自動車向けには非常に小さな市場であるという事。一方でポリウレタン、ナイロン樹脂の存在感の大きさが分かります。

以下、自動車向けに使用される主な樹脂の種類別の全体の市場と、それぞれの自動車向け市場比率と実際の主な採用部材の事例を示します。

追って情報を追加・更新していきます。

                                       以上」

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