市場の拡大により今後も生産数量が増加する見込みである天然ガスの種類(生産源)について述べていきます。まずは繰り返しになりますが天然ガスの定義と市場動向について。



天然ガスの用途の殆どはエネルギー源として使用されていますが、脱化石燃料の時代の流れの中で今後も天然ガスは需要が拡大する見込みにあります。以下IEAが示した今後の天然ガス需要予測です。2050年には現在の約1.5倍に需要が増加するとの予測です。

さて天然ガスは様々なソース源として現在生産されています。米国EIAの資料より天然ガスの生産源別による名称の違いを示します。
大きく生産源を二つに分けると「在来型」と「非在来型」になりますが、米国におけるシェールガス生産が本格化するまでは在来型が殆どを占める状況にありました。

在来型天然ガスの定義は以下のとおり。下記定義にある通り、ガスのみを生産するガス田と原油生産とともにガス生産を行うガス田の違いです。

なお、このガス生産方法の違いにより産出されるガスの組成が大きく異なってきます。ガスのみが生産されるガス組成は殆どがメタンを占めてドライガスと称されます。一方の随伴ガスとして生産されるガスの成分はメタン以外の炭化水素が多く含まれてウェットガスと称されています。
非在来ガスの一つであるシェールガスは一般的にウェットガスであり、非常に軽質なガソリン成分を多く含むガスとなっています。

さて、このケースにおいては非常によく似た用語が使われます。以下にガス成分とガス用語の違いについての分類表になります。

次に「非在来」ガスについて述べていきます。非在来ガスは従来からガスの存在は知られてはいたものの、技術が及ばず生産できなかった天然ガスと定義できます。タイトガスについては比較的早い時期よりアメリカにて生産が始まりましたが、シェールガスはここ約20年前に生産が本格化し現在では米国の天然ガス生産の中心になっています。

以下現在生産が行われているタイトサンドガス、コールベッドメタンとシェールガスについてです。違いはガス資源の存在場所の違いであって成分が異なる事ではありません。



最後に若干諸元が古いのですが在来型・非在来型の天然ガスの生産予測についてです。非在来f型ガスの生産量の増加も見込めますが2040年時点でもガス生産の中心は在来型のガスになります。一方非在来型ガスの一つのシェールガスが世界のガス生産の大きな柱になるとの予測になっています。

以上」

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