「とうゴマ」「ひまし油」

バイオ

「とうごま」とその「とうごま」から生産される「ひまし油」と「ひまし油」から生産される各種誘導品についての投稿です。

まずは「とうごま」の定義から。ひまし油は毒性を有する油脂なので食用には使用されず、一般的には植物油脂なのですが知られてはいません。

この「とうごま」から搾油される油脂が「ひまし油」です。下記定義はWikipediaから引用。定義にあるとおり脂肪酸の部分の殆どがリシノレイン酸(C18)とされています。

下記はひまし油の需要の概要について。ひまし油として使用される需要分野と、ひまし油を分解して生成したリシノレイン酸を原料として、各種化学品原料が生産されています。推定値でひまし油の約4割が分解されていると推定されます。

次にリシノレイン酸の誘導品について述べて行く事にします。リシノレイン酸が直接使用されることはありませんが、分解した成分の殆どが以下のとおり消化されています。大きくC10/C8に二分割されます。

さて以下順番に3つの誘導品について述べていきます。まずはメインのセバシン酸について。セバシン酸は直鎖のC10のジカルボン酸です。合成法も存在しますが実施はされていません。

生産方法はひまし油をアルカリ液中(NaOH/KOH)で分解することでセバシン酸が得られます。主な用途はナイロン原料と可塑剤原料として使用されています。

次にナイロン11原料である11-アミノウンデカン酸について。生産方法はひまし油を分解して得られたリシノレイン酸を出発原料とし、数工程を経て得られます。本製品はアルケマ社が世界で唯一生産を行い、ナイロン11に消化しています。

ナイロン11はアルケマ社が唯一生産販売を行っている100%バイオナイロンと言われている製品です。主な用途は自動車のエンジン回りのオイル管等に使用されています。合成品のナイロン12と競合しており、現在はナイロン12が販売量は上回っています。*ナイロン11需要推定 25~30kt

最後に1-オクタノールについて言及します。1-オクタノールの生産方法は上記11-アミノウンデカン酸の生産工程の最初の段階で副生するへプチルアルデヒド(C7)を原料にしたC8アルコールです。メインの用途は下記に香料向けなどがあります。推定需要量は70~75ktの模様です。

                                          以上」

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