「ポリ乳酸」

ポリマー

本稿では簡単にポリ乳酸について述べて行く事にします。ポリ乳酸は名前の通り、乳酸をポリマー化した製品です。乳酸が発酵法で生産されることより、バイオ製品という位置づけと、またポリ乳酸が生分解性を有する事から着目されてきた製品です。まずはポリ乳酸の定義より。

次にポリ乳酸を含めたバイオマスプラスチックスの分類表を示します。作表のうち上段に含まれる樹脂がバイオマスを由来とする樹脂、下段は化学品を原料とする樹脂の分類です。なかでもPBAT/PCLは化石原料より合成される樹脂に分類されますが、生分解性を有する事でバイオマスプラに含まれることを注記しておく事項と考えます。

ポリ乳酸も含まれる生分解性プラスチックについての定義です。ここでは問題・課題定義されていませんが、生分解性プラの課題として「生分解」が現状ではコントロールが不可能であることが生分解性プラの普及拡大の障害になっていると考えます。

さて、ポリ乳酸の市場について述べていきます。用途は包材を中心とした使い捨て用途であり、生分解性を意図した用途になります。またワンウェイ用途であることがバイオ樹脂という点が着目理由になります。

乳酸の稿でも言及しましたが、高成長率が期待されたポリ乳酸も当初予測に比べて全く伸び悩んでいます。理由としては繰り返しになりますが、①既存樹脂に比して価格が高価格である。②乳酸モノマー価格に比してポリ乳酸価格が下回る。③生分解性性能が不明確、また生分解性プラニーズ不足等が考えられます。

最後にポリ乳酸の合成フローについて。基本的な製造方法は乳酸モノマーを二量化・環化したラクチドを合成します。その後ラクチドを開環重合してポリ乳酸に合成します。

                                      以上」

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