オキソ反応製品の最大で中心製品である2エチルヘキサノールについて述べていきます。石油化学工業協会には言葉の定義が無いので、事業者の三菱ケミカルのHPより引用します。
2-エチルヘキサノールは、 8つの炭素を持つ高級アルコールの一種で、塩ビ可塑剤として使用されるフタル酸ビス(2-エチルヘキシル)や、粘接着剤/塗料として使用されるアクリル酸2-エチルヘキシルの原料等に使用されます。
過去世界市場は下記のとおり推移してきました。コロナ禍において一時的な落ち込みはあったものの現在は低成長ながら拡大基調になってきています。一方日本市場(企業)は苦戦中。需要の中心であった可塑剤需要の低迷と中国企業の成長により輸出市場の消滅です。日本の市場規模は僅か15万トン程度にしか過ぎません。

2エチルヘキサノールの需要構造は以下の通りです。可塑剤向けが3分の2を占めますが、DOPを始め様々なタイプの可塑剤原料として使用されています。次に占めるのがアクリレート。殆どがアクリル酸エステルで僅かにメタアクリレートが生産されています。

以下用途の詳細について。簡単に。





最後になりましたが、2エチルヘキサノールの製造フローを簡単に。プロピレン(C3)を原料にこれをオキソ反応でC4のアルデヒドにします。さらにC4アルデヒドを二量化しC8アルデヒドとし、最後に水素添加してC8アルコールとします。なお、別稿の投稿のC10アルコールでは異性体が生成しますが、2エチルヘキサノールの生成においては異性体は生成しません(理論上)。

以上」

コメント