「食品ラップ」

加工品

身近な製品として使用されている食品ラップについて本稿で述べていくこととします。プラスチックフイルムのうちで伸縮性の物性を持ったフイルムをラップと称します。英語ではCling wrapと称しフイルムとは称しません。まずは食品以外も含めたラップの定義についてから。 

用途は大きく分けて食品用に業務用に分かれます。日常生活の中ではたまに目にすることはありますが、主に物流において荷崩れを防止するためにラップが使用されています。

数量では食品向けが約6割をしめ、その他の用途は約4割です。以下ラップの素材別の市場を示します。食品用と業務用で使用される素材は大きな違いはありません。ただPVDC(ビニリデン樹脂ラップの多くは食品向けが占めます)。ラップの違いとしては厚みに違いが生じます。

引き続き本稿の本題である食品用フイルムについて述べていきます。まずは定義から。

食品用において用途の違いとしては、一般的に家庭で使用している小巻タイプと、スーパー等で食材の小分け販売用に使用する場合と、小分け前の保存用に使用する場合があります。下記のとおり、家庭用に使用する場合の市場が大きいことが分ります。

たびたび日本市場は過剰包装であるとの批判が生じますが、世界でみるとラップ需要では然程のシェアではありませんから、過剰包装の批判は当たらないのではないでしょうか?

つぎに食品用ラップの素材別需要を見て行く事とします。圧倒的に塩ビとポリエチレンが市場を占めている事がわかります。以前は物性上から塩ビ製が圧倒的でしたが、塩ビ忌避の流れと、また安価で薄肉のポリエチレン製の普及が進みポリエチレン製が市場の半分をしめます(ただし、日本は例外的に業務用は塩ビ製が市場をしめポリエチレン製市場シェアは低くとどまっています。また家庭用は使いやすさからPVDCの人気が高い状況になっています)。

以下塩ビ、ポリエチレン、PVDCの製品規格についての簡単な情報をしめします。

                                       以上」

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