今まで本ブログでは有機化学品を中心に扱ってきましたが、本稿では無機化学品の代表格であるシリカ(酸化ケイ素)について述べていくことにします。先ずはシリカの定義について。化学式だとSiO2。地球上にケイ素は元素として酸素に次ぐ資源量を誇っています。ただし、ケイ素単体では存在しておらず、その殆どは酸化ケイ素(シリカ)として存在しています。


身近なところでシリカを確認できるのは「砂」の中。一般的には透明な成分で、この成分の純度を高めたものが石英・シリカと呼ぶことになります。

なお今後何度も投稿することになると思いますが、類似用語が一般的に使用されることが多いので簡単な一覧表を示します。時に間違った用語の使用方法を耳にすることもあります。

さて次にシリカについての詳細を述べていくことにします。シリカは大きく分けて二種類に分類されます。天然品と天然品を原料に純度を高めた合成品になります。
まずは天然シリカから。水晶や石英のような主に展示装飾、美術品として利用されているようなモノから、珪藻土や活性白土、珪砂のように莫大な数量が土木資材として使用されるモノまであります。ただし、これらに共通するのはシリカが主成分であるという事です。




次にシリカの大分類のうちの合成シリカについて述べていきます。合成シリカは天然シリカ(珪砂など)を原料にして、合成工程を経てシリカを高純度に高めた製品になります。本稿では人工水晶を始めとする結晶性シリカを除いた非晶性シリカを対象とします。
シリカは塗料やゴム、プラスチック等の身近な製品への添加剤としての使用が主な用途で、直接目にすることは稀ですが、シリカの存在なしでは製品の機能は発揮できません。一番の身近な使用例は食品の乾燥材であるシリカゲルかな?
なお本事業の展開は主に欧米の巨大企業が主体で展開しており、日本企業は一部の製品を除いて競争力が発揮できていない分野といえます(決して原材料の天然シリカが日本に不足しているわけではありません)。





以上」

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