「合成シリカ」

基礎化学品

本稿ではシリカ一般論に続き、合成シリカの概要及び各種類別の各論を述べていくことにします。まずは合成シリカの定義とシリカ全般における位置づけ及び分類をしめします。

合成シリカは製法で大きく二つに分かれます。一つは燃焼法と呼ばれる製法で原料に四塩化ケイ素を使用する製造方法。もう一つはウェット法と呼ばれる製法でメタ珪酸Na、アルコシルシランを原料に加水分解する製造方法です。

結果としてはシリカが得られるのですが、純度、形状、分子量などが製法によって異なることより用途が異なって使用されています。

まずは燃焼法シリカから。四塩化ケイ素を燃焼させてシリカを得る方法とCVD法でシリカを析出する方法に分かれます。有名なのは燃焼法によるアエロジルというブランド名のシリカです。

次はウェット法による合成シリカの説明とします。大きく分けて三種類のシリカが存在します。一つは珪酸ソーダを原料にして製造される沈降シリカで、合成シリカの最大の需要を有しています。この沈降シリカはタイヤを始めとするゴム製品に配合されて、ゴムの強化剤として機能します。

沈降シリカと同様に珪酸ソーダを原料とするシリカにシリカゲルが存在します。シリカゲルは身近な使用例としては食品等の乾燥材に。化学試験の場合にクロマトグラフィーにも使用されています。

最後のコロイダルシリカは四塩化ケイ素を原料に、アルコールを反応させてアルコシルシランとします。このアルコシルシランを加水分解することで高純度のシリカを得る事ができます。まだまだ全体として使用比率は低いですが、半導体製造工程における化学機械式研磨の材料としての重要性が高まっており着目される材料です。

                                      以上」

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