「ポリカーボネート」

ポリマー

本稿ではエンジニアリグプラスチックの最大品種であるポリカーボネート樹脂について簡単に述べていくことにします。下記石油化学工業協会の定義にあるとおり、耐衝撃性、寸法安定性に優れているだけでなく、やはり透明性・光学特性が優れている点が特徴と言えましょう。

以下用途例の具体例を示します。簡単な言い方をすれば、ガラス及び金属代替として使用される用途が中心となります。つまり無機材料・金属材料の特性である耐熱性、耐衝撃性を有するプラスチックであるポリカーボネートは、当然のことながら軽量であり、加工性が優れることから需要が拡大してきました。

以上の用途を分野別(市場別)にまとめると以下の通りになります。

次に世界の需要推移を示します。現在においては総量で600万トンを超えて以前の定義だとエンジニアリングプラスチックの領域ではありません。

本ポリカーボネートも他の化学製品と同様に中国勢の進出が急激に進んでいます。以前は樹脂を海外から輸入し、製品加工を行う経済構造でしたが、ここ数年で急速に自給化を進めており、2025年時点において名目上は完全自給化を達成しました。この点は日本を含めポリカーボネート事業のみならず原料のフェノール・アセトン事業への影響が大きくなっています。

最後にポリカーボネート樹脂の製造方法についてです。製造方法は大きく二つに分かれます。原料事情、製品特性を勘案して両法が実施されていますが、ホスゲン法が8割を占める主流の製法となっています。

                                      以上」

コメント

タイトルとURLをコピーしました