「ホルマリン」

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今回はメタノールを原料とする最大誘導品であるホルマリンについて述べて行きます。ホルマリンと聞くと最近はあまり使う頻度が落ちてきましたが、防虫剤のホルマリンを思い出します。ただしこの場合はモノマーのホルマリンではなく、オリゴマー化したホルマリン(パラフォルムアルデヒド)の事になります。さて何時ものとおり石油化学工業協会の言葉の定義より引用します。

ホルマリン(Formaldehyde)
フェノール、尿素、メラミン等の合成樹脂原料あるいは合成繊維原料、防腐剤、各種有機合成原料等に使用される。メタノールを原料として製造される。ホルムアルデヒドの37%水溶液である。液体。

世界市場の3分の2は尿素樹脂/フェノール樹脂/メラミン樹脂を代表とするフォルムアルデヒド縮合樹脂と呼ばれる需要分野で、主に木質接着剤等に使用されています。残りの3分の1は化成品合成に使用されています。今後もこの構造の変化は起こらないと推測します。

ホルマリンのポリマー向け用途は以下のとおり。下記図の4番目はエンプラのポリアセタール樹脂、一番下はクラレ社が開発したビニロン樹脂・繊維を示します。

次はホルマリンの化成品用途を示します。

以上の需要分野をベースに過去世界市場は下記の通り推移してきました。今後も用途面から考察すれば堅調していくものと予想されます。なお、日本においてはメタノールを輸入して需要家がホルマリンに転換して直接消費する構造になっています。製品輸入での圧力もあり、どの分野も厳しい状況にあると推察されます。

                                  以上」

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