基礎化学品の一つであるトルエンについて述べて行くことにします。まずは石油化学工業協会の言葉の定義より。構造式はベンゼン環にメチル基が一つ付加した物質。二つだとキシレンです。
トルエン(toluene) ナフサの改質油あるいはナフサからエチレンを製造する際に併産する分解油から抽出される。溶剤、TDI、合成クレゾール等の原料。またトルエンを原料とするベンゼンの生産も行われている。液体。
基礎化学品としての位置づけは以下のとおり。大規模化学品の一つであるのですが、トルエン需要の半分は今も昔も半分強がベンゼン及びキシレンに転換されますし、加えて多くのトルエンがガソリンに添加されて使用されています。トルエン需要のうち化学品原料として使用する割合いは非常に小さいものであるので他の基礎化学品とは状況が違うことを認識しておく必要があるでしょう。

つぎはトルエンと他の芳香族の生産フローを示します。加えて2025年の世界におけるバランス概要を示します。トルエン需要としては芳香族のうちの約1割ということになります。


次に需要側のフローを示します。まずはトルエン需要の半分強をしめるベンゼン及びキシレン製造フローを下記の通りしめします。一つ目は不均化工程で余剰のトルエンから、ベンゼンとキシレンを製造する簡易フローを示します。もう一方はトルエンのメチル基を取り除くことでベンゼンを製造する工程となります。

最後にトルエンの化学品原料の製造フローを示します。トルエンジイソシアネートとクレゾール製造フローになります。


以上」


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