「油脂」

バイオ

本稿では油脂(動植物由来)を取り上げます。油脂の原料は大きく分けて「植物油」と「動物油」に分けられます。先ずは油脂の定義から(農林水産省)のHPにあった文書より引用します。

油脂(Oil)とは                                       常温で固体の脂肪(例:肉の脂身やラードなど)と常温で液体の油(例:コーン油や大豆油など)をあわせて、油脂(ゆし)といいます。

以下油脂のイメージと化学構造式です。構造は、グリセリンに3つの脂肪酸が結合した構造式で、脂肪酸は油脂の種類により、長さが異なる事や、不飽和部含むなど様々な形で存在しています。

供給源は植物油が約85%で、動物油が約15%の構成になっています。年々需要の増加とともに動植物油とも増加していますが、昨今はパーム油を代表とした植物油の増加が顕著になってきています。

以下植物油の世界需要推移を示します。

なかでもパーム油(インドネシア/タイ)、大豆油(米国)、菜種油・ヒマワリ油(欧州)の三種類で植物油の8割程度を占める状況になっています。需要面と合わせて、各国ごとの農業政策が強く影響している面も持ち合わせています。

なお、世界の植物油生産量が約2億3千万トンと言う規模に対して日本の油脂生産量は約150万トン程度であり、またその原料の殆どは海外品に依存している状況にあります。

以下、世界における植物油・動物油の需要先を示します。食品・飼料向けが中心ではありますが、バイオディーゼル(FAME)向け比率が大きく占めるのも実態です。食品原料を燃料に向けるという一部の批判もありますが、実態としては、農業生産が食品需要以上に大きく伸びている事から余剰分を燃料原料として消費している面もあります。

なお日本市場では約150万トンの需要のほぼ全量が業務用、加工用、家庭用と向け先は分かれるものの食品向けに消費されています。一方別稿で述べますが、飼料用は回収油を再生して飼料用としています。

                                      以上」

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