今回は「ポリビニルアルコール」について言及していきます。一般的には石油化学工業会の下記に示す言葉の定義にあるとおり、「ポバール」の方が通称として名が知られている製品です。因みに命名者はクラレ社です。
ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)略称PVAまたはPVAL
ポバールともいい、酢酸ビニルを酸またはアルカリで加水分解して得られる。ビニロンの原料。固体。
原料は酢酸ビニル。PVOHの用途に合わせて共重合モノマーが使用され、また分子量が調整されます。VAMを重合しPVAとしたのち、鹸化反応をすることでアセチル基を取り除き、水酸基に転換することでPVOHを生成します。なお取り除かれた酢酸は酢酸ビニルの原料として再利用されています。


つぎにPVOHの需要を見て行きます。PVOHとして直接利用される用途と更にPVOHを変性させて別のポリマーにする用途に分かれます。直接利用される方法としては接着剤(実際はPVOH以外に添加剤を配合します)、塩ビの重合助剤、紙のコート剤や繊維コート剤に利用されています。またPVOHを原料に他のポリマーとして利用する需要先は、ポリビニルブチラール、ビニロンがあります。


上記パイの中に中国の需要でビニロン需要が大きな比率を占めています。日本においても生産中ですがごく僅かです。日本においては繊維と言っても主にアスベスト代替の利用が拡大しています。一方中国の巨大な需要は衣料向けで、人民解放軍の軍服に使用されているといわれています。
最後にPVOHの特徴的な使用例の5例を簡単に示します。本事例については各々別稿にて投稿して行く事します。





以上」
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