今回はポリ酢酸ビニルを紹介していきます。名前の通り、酢酸ビニルを重合させて得られるポリマーです。一般的に略号で「PVA」「PVAc」等と略号が使用されますが、ポリ酢酸ビニルの誘導品である「ポリビニルアルコール」の略号に「PVOH」が使用される他、「PVA」が使用される場合もあり、この場ではポリ酢酸ビニルの略号を「PVA」、ポリビニルアルコールの略号を「PVOH」としていきます。
WikipediaよりPVAの定義について引用します。 ポリ酢酸ビニル(polyvinyl acetate)は酢酸ビニルをラジカル重合することで得られる無色透明の熱可塑性樹脂である。略号としてPVAcが用いられる。ポリビニルアルコールの中間体原料であるほか、エマルジョン系接着剤(木工用ボンド®)、スクリーン印刷用の感光性材料、洗濯糊、チューインガムベース、乳化剤、化粧品の基材(パック等)に利用される。
PVAの原料である酢酸ビニルとの関係は以下のとおり。下記のとおり、PVOH原料向けも含めるとVAM需要の3分の4がPVA製造向けに振り向けられています。

製造方法の概略は以下のとおり。重合方法は主に懸濁重合法で生産されています。用途に応じて分子量、共重合モノマーを変える事が行われています。

次に用途を示すこととします。殆どがPVAの接着性を活かした用途になります。一番大きな需要分野は紙の接着剤です。本やノートの接着や紙芯・紙管の接着に使用されています。 ユニークな用途としては下記資料に示しますガムのベース基材、ゴーダチーズのコート剤に使用されるなど安全性がある製品と言えます。


以下一般的にPVAと言われる樹脂のタイプについて。一番下のVAEもPVAの仲間です。

最後に簡単にPVAの誘導品であるPVOHについて簡単に言及します。PVOHはPVAを原料に製造されるポリマー。詳細については別稿にて投稿します。


以上」

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