「ポリエーテルポリオール」

ポリマー原料

今回は酸化プロピレンの最大用途である「ポリプロピレングリコール」もしくは「ポリエーテルポリオール」について述べていきます。こちらはWikipediaから定義を引用します。

ポリエーテルポリオール

開始剤の官能基数や分子量によってポリウレタンの性能が変化する。一般的には、官能基数2~4で分子量が1000~5000のものが家具や自動車シートクッション用軟質ポリウレタンフォームや防水材・シーリング材に使用される。     

官能基数3~8で分子量が500~1000のものが電気冷蔵庫や建築断熱材用の硬質ポリウレタンフォームに使用される。

ということでプロピレン/酸化プロピレン誘導品としての位置づけと、PPGの誘導品マップを下記の通り示します。メインは硬質・軟質を含めた発泡ウレタン樹脂であり、その中でも軟質(具体的使用例は家具やシート等)が大きな比重を占めています。今後はPPGにおける発泡ウレタン樹脂向け比率が高まて行くことが予想されます(事実2025年では75%まで上昇しています)。

ではこの製品がどのように製造されているかのフローを示します。ただ開始材(この場合ポリオールと言います)の種類により反応条件は異なりますし、また各製品において分子量の違いや共重合モノマー(酸化エチレン等)の違いにより製造条件は異なってきます。以下一般のイメージを示します。

上述のタイプのうち、圧倒的な比率はトリオール型のPPGが多く占めています。また今後もこの傾向は殆ど変化がないと思われます。次にポリエーテルポリオールの世界市場の推移をNexant社資料より引用します。

なお2025年の世界市場を推定すると以下になります。                                      ①酸化プロピレンの生産量需要量:12.5mt、そのうち②PPG向けPO:9.5mt(比率は76%に上昇)、③ポリエーテルポリオールの需要量:11.8mt(つまり2割が開始材などの他原料)。本発泡ウレタン樹脂については別稿にて投稿することとします。

つぎにPPGのメイン処方である発泡ウレタン樹脂の合成した構造イメージを示します。PPGとTDI/MDIが反応することでウレタン結合を形成しポリウレタン樹脂が生成します。なお、下記右図のようにトリオールで生成したウレタン樹脂は三次元構造を形成するので、熱硬化性樹脂となります。

最後にウレタン樹脂以外のPPG用途例を示します。詳細な用途、需要規模は把握できていません。

                                     以上」

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