主に自動車用に使用されている不凍液について述べて行きます。以前ですと定期的に補充・交換を行ったものですが、最近の車では不凍液交換など行った記憶がありません(車検時に行ってくれているののでしょう)。まずは不凍液の定義から。不凍液は自動車用途が大半を占めますが、機械用や飛行機用にも需要が存在します。
面白い(?)用途に、冬季の寒冷地における飛行機機体の着雪着氷を除去する方法として、到着した飛行機に不凍液を吹きかけて除去することが行われています(日本の場合は函館、新千歳等で実施)


主な組成は以下のとおりになります。半分はグリコール類(エチレングリコール及びプロピレングリコール等)が不凍液成分として使用され、希釈・分散用に水が半分使用されています。その他防錆剤などが添加されています。

次に主成分であるグリコール二点の比較です。不凍液成分としてはモノエチレングリコールが使用されています。エチレングリコールは安価で大量に入手しやすさがメリットなので自動車用に多く使われています(毒性の課題はありますが、自動車用途の場合はクローズ環境にありますので交換時廃棄時に注意を払えば問題は生じません)。
上述したオープン環境における飛行機への使用や、食品工場など食品への影響が生じる可能性のある場合はプロピレングリコールが使用されます。


上記にて世界の不凍液需要量を約1000万トンと報告していますが、自動車大国である日本の市場はさほど規模は大きくありません。輸出も含めて20万トン程度と考えられます。理由としては日本に存在する車が寒冷地仕様ではないこと、また不凍液のロングライフ化により市場が縮小化しています。
最後にエチレングリコールとプロピレングリコール全体の市場における不凍液向け市場についてです。それぞれ一番大きな用途ではありませんが、二番目の位置づけにある重要な用途の位置づけの分野になります。


以上」


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